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十字路で咲く

殺風景 木枯らしの夜 現れた
あなたはまるで風のように 今日は灯す それとも乱す
その心 やめとけと誰かが呟く

渇する 寂しいともいえず笑う
あなたの声を待つ花びら 今日も独り 別れを避ける
その心 がんじがらめの照れ笑い

束の間の居場所にかじりつく付く
それでいいと彼女は嘘をつく
十字路で種を蒔き
はぐらかされたままの道に雨

いつからか流れる時に浮かぶだけの
日々に大事な瞬間を通り過ぎて

絡む体 胸騒ぎ 吐息に紛れた溜め息
宙に舞い 背中で凍りつく夜を

耐える 身を委ねては頷いてるだけ
忍ぶ 張り裂ける母性 貪られた優しさが笑う
眠れない訳を誰も知る事のない夜

雑多な心は拾い集めた経験に埋もれたままで
信じられない自分の影は どうして頑なに

まぶたを腫らして仕事場へ
泳いだ目を覚られ笑う
誰かの相談にのる私の姿が何か滑稽で

入ってゆく 逃げてゆく 記憶の虹へ
僅かな優しさだけを胸にしまいこみ
憐れんだ瞳を睨んだこの瞳
痛みを隠したマスカラ越しに真夜中を見てる

刻む クマ アザ コンプレックス 疎外感の過去
なぞる 背中と迷路 つけこまれてると誰かが言った
気にしない そう言い残し夜のざわめきに

消えていった
疲れた横顔で
消えていった
風のような相手