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蒔いた種

あの風に乗る忌まわしき微粒子
その雨に撃たれてる街に行列
深い哀しみに立ち尽くし溜め息
吸い込んだ空気の汚れは
高濃度 影響は丁か半? モルモットかと尋ね
乳母車 校庭 山 田畑

あの城は木端微塵の自爆
自惚れが燃える聖域 想定も灰
彼は語る 誰も死んではいない
彼女は言う 生き地獄だ
ものを言い続ける 金はあっても 彼女の日々
取り戻す 金はもう 出せないと

蒔いた種 黒い雨 怒りの花が育つ
撒き散らされた後 何処を見つめている
逃げろ 何処に 捨てろ 騙され
発展途上の心がパンドラの箱を開けた

誰かの逃げ道は素早く出来
誰かは逃げ場もない生活が
人の手に 負えない物に

手を焼くだけ でっちあげの代償

その城には莫大な力が生きて
内向的な小島の情報を聞く
逆らえば明日の糧が揺らぐ
残高が気になり見る
歩み寄る裏で 名ばかりの管理が まかり通り
大惨事 聞こえてくる 問題ない

蒔いた種 黒い雨 虚しい花が育つ
撒き散らされた後 躊躇うものもあり
隠す ばれる 消える どさくさ
今までの志が暴かれるような

蒔いた種に願う 美しい故郷で
咲いた花を見たい 少女が呟き笑う
憂う 祈る 守る 助けられ
何気ない日々が大きな願いに変わり

醜いプライド 日常を盗んだ
確信という呪文に憑りつかれ
綺麗なプライド 照れ笑う誠実
埋もれた熱意が今泣いている

蒔いた種 自分が
刈り取るのは 誰なんだ

綺麗な花が
綺麗な花を
これはきっと
人間の心の話しなんだな

そして君と
僕をもう一度
見つめている
そんな夜だ 問いかけられる未来

揺れる小島で