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七色のあと〜晩秋の旅人〜

月影に揺れてる あなたが植えた華
体は灰となり 愛 生き様 残し逝った

消えた 体 咲いた 華はまるで

木枯らし 舞う明日 消え去る日常
誘(いざな)われた 鉛の日々
あてがわれた眠りに落ちては
あなたはひと時 痛みを忘れて見る
幻の中の幸せを見 笑う

夜明けに吹き荒れてるままの風に独りで
何を思う それでも おどけてみせる人
まるで愛で素顔 隠すような旅人

人は そっと 昔から虹の橋に思いを馳せては 何かを呟いている
それは ずっと 悲しみがこの世界に訪れたからか
逃げられるなら 逃げる
だけど逃げられないと知ってしまう

春待つ 田園 窓辺の向こう側
走る車 ベッドで見る 心は今日も先走って
あなたはひと時 痛みを忘れたように 紛らすように
いつか捨てた夢を語る

ここではない あの場所へ行きたいと願って
ペンを走らせ 無情な奈落の底の上
いつものように人の事ばかり気遣っている 逞しき旅人

人は そっと 昔から虹の橋に思いを馳せては 何かを呟いている
それは ずっと 悲しみがこの世界に訪れたからか
逃げられるなら 逃げる
だけど逃げられないと知ってしまう

あなたは言った 最期と知らぬ最期の夜
「ありがとう。」と 微笑みの日常のように
あなたは去った 僕に出来た事は立ち尽くす事だけ
僕も今 旅人 いずれ旅人
夕暮れの虹を見つめ あなたを思う時
心 切り裂く僕がいる

月影に呟く ありがとう旅人
あなたの血が騒ぐ この体を巡って
乗り越えるわけじゃなく 思いを宿したまま
今を奏でてゆく うまくは語れない

どこへ行くの? どこへ行こう
ここにいるの? そして行くよ

僕より悲しいのは あなたなのだろう