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流線型

パレットという名のアパートの住人
キャンバスという名の希望を抱えて
バラ色の絵の具で描く絵画通り
はみ出してく 咲いているのは波の花

ここはどこ 珊瑚礁の影 ここはどこ 太陽の光の中
ここはどこ 深海の砂煙
右往左往に彷徨いながら

消化不良の未来に苛立ちを吐いている
ストレスに空回りまくるバイキングで

溜め息 味わい いらない物まで詰め込んでる
足りない物は食物繊維か愛か

流線型でもない いびつな船のピストンがまた動き出した
海で闇を奏でてる 光が見えたなら それを奏でるだけ
風を感じて 出かけようか 目の前にある今の中

バームクーヘンという名の航路の旅の途中
混乱という名の波を感じて
答えを探すためか 逃げたかったのか
姿消し うつぶせの世界を見てた

ここはどこ 呟きの砂浜 ここはどこ ロープほどいた桟橋
ここはどこ オレンジ色の船
光と影に揺さぶられて

あるべき姿なんて よく分からないけど
期待通りの奴を演じても疲れる

嘘の全てが悪いわけでもないか
背負う荷物 降ろす荷物を仕分けてく

流線型でもない いびつな船のピストンがまた動き出した
十人十色の闇は 十人十色の事情の中で夢を見る
あいつの気持ち分かっているのか いないのかも分からないまま

流線型でもない いびつな船のモーター
風も雨も降るだろう 陽の当たる場所が心の奥の方
時を感じて そいつがあぶり出せればいい それを君と