冴える余韻

月明かりが覗き込むように今
君の入り口　そして奥へ　乱れ髪撫で
胸元に流星　背中に孤独

代弁者の声を求めるよりも
君のその声　聞かせておくれ　そう呟く
彼の唇　彼女は見つめ

迷いのない想いが迷路の住人
　 腫れ物という名札を付けて　誰も

そっと柔らかな夢を
落ち着きのない心の夜に
いっそ燃やして欲しいと
抜け殻　翻弄　ジェラシー　風除け

happy birthday　舞い上がる噴煙　狼煙か狼狽か
　 真っ赤に燃える　夜のしじまに

激しくもつれ合い　考える夜を脱ぎ
真っ白に昇り　言葉にならない声

開いて・・・

無理も祟る胸　彼女の軋む声
自分を大きく見せたいくせに自分が
犯した罪を小さく
見せるような醜い色の誰かの言葉
美しく聞こえていたんじゃないかと
我に返る落日
ah ah・・・

そっと柔らかな夢を
滑らかで熱い心の夜を
いっそ燃やしてしまおうと
腐敗の扉　虚しい嘘　情熱

happy birthday　舞い上がる情炎　身を焦がす願い
切なく燃える　患った恋路

言葉を操り何とでも言える世界
それに少し厭き厭きしてる理由は何処に
行く末に心を痛めるなら行けると
裸で感じる温もりに冴える余韻

今を見つめ　二人を見つめ　過去を宿し　解き放つ胸
幾重の想い響かせてゆく
時には強く灯る　I love you. I love you.

綺麗な明日を欲しがる二人は今
考える