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天秤座の羽根

何気ない日々の亀裂 伸びてきたカメレオンの舌
ぶっ壊れた心のエリオットは虚ろな目

胸に手をあててるうち 塞いだ物は心だった
開いた物は タガの外れた欲望の渦

全てを曝け出してるふりで空を見る
傾く天秤座 バランス失いクルクルと回る

頑なな心から作り上げた砂の城
  ソファーがズタズタに引き裂かれている部屋

外からは大きなドアに見えるそのドアは
中からは小さく見えるドア 窓も同じ

まぶたの裏側の銀幕に被害妄想
漂い暴れる溜め息に むせ返る晴天

ドアを開け 風の色に染まる石畳を行く
血走った老人の詩人が通る
エリオットのそば 自転車に乗り
怒鳴り散らし こう叫んでた

「街から人はあぶれ 増えすぎた神様は今日も
血眼で争う 二択を迫る そのシナリオ 誰を誘い込む。」

降り注ぐ星屑ほどのゴミ屑ほどの問い
非常階段を駆け下り どこへと行くのだろう

ドアを開け 風の色に染まる石畳を行く
血走った老人の詩人が通る
エリオットのそば 自転車に乗り
怒鳴り散らし こう叫んでだ

「大義名分 掲げりゃ 人はどこまでも残酷になる
一番悲しいのは自覚がない純粋な狂気

信じれば信じるほど目隠しが分厚くなる。」
そう言って老人は去っていき そして
エリオットは三ヵ月後 宛がわれた仕事をして生きている

奇妙な微笑みで 人に求める物だけは
立派なボスの話しを有難がって聞いている
その仕事に俺も誘われた
ご馳走された子羊のマトンスープ

それはエリオットの劣等感とエゴと純粋の香りがしていた

溶け合わないまま 預けたモノは今