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天使とオルゴール

彼女が気にしてる 言葉がつかえる口に
兵士が狂ってる 誰かを撃った二年後に
詩人がうな垂れる 何も浮かばない部屋に
走者が歩いてる 足を引きずりながら
「触るな。」と言った道に

春夏 秋冬 季節は 訪れ
春夏 秋冬 それぞれの季節

球児が責めている 「自分のせい。」と その落球に
天使が笑ってる 二つの笑顔の中に
賢者が塗れてる 欲望と二枚舌に
老婆が泣いている 空に散り消えた恋人の
手紙読む手に

春夏 秋冬 季節は 訪れ
春夏 秋冬 それぞれの今が

夜に鳴るオルゴールは「星に願いを」を軽やかに奏でる
今宵 名札を外し 感受性は裸
時に麻痺する胸の奥は
何色に染まり どんな夢を見て眠るだろう

風吹く街の夜明けに何を
またオルゴールのネジを巻く

あの娘が隠してる 傷跡と内気な手に
策士が溺れてる 側近告発の日に
娼婦がかけている 母親と話す電話に
傍観者が欠伸してる 少年が殴られて
丸まる教室の床に

春夏 秋冬 季節は 訪れ
春夏 秋冬 それぞれの孤独

夜に鳴るオルゴールは「星に願いを」を軽やかに奏でる
今宵 立場を忘れ 感受性は裸
時に麻痺する胸の奥は
何色に染まり どんな夢を見て眠るだろう

風吹く街の夜明けに何を
またオルゴールのネジを巻く
天使は今眠りの中に
いずれ目を覚ます風吹く街で